*プロフィール*
1973年 奈良に生まれる。物心ついたときには絵を描いていた。3歳ですらすらと本を読み神童と呼ばれる。良い時代であった。
1985年頃 母と興じた、障子の破れに桜や星などを切って貼る遊びから、「あ、これを折り紙で切るときっときれいだろうな」と着想、やってみると大変面白く、クローバーや幾何学模様など自分で開発して独りこっそり楽しむ。切り絵職人中村あいの第一歩である。
1992年 奈良県立高円高等学校 美術コース卒業。以降、自分の行く道に迷う日々が続く。
1996年2月 ファンジン“むじか”0号発行。
1999年 ネットデビュー。ハンドルネームはむじか。以来、ネット仲間にはむじかと呼ばれる。
2000年4月 HP、旧“musicarina!”を立ち上げる。
2001年5月 今は無き奈良CAFE EASEにて、オーストラリアからラックスミス、東京からスマイリー、兵庫からニシモリチアキ、奈良からビターチェリージャムを迎え、初の主催イベント“MELODY
DOG BARKS”を開催する。
2003年 OL生活にピリオドを打ち、一念発起して東京へ。パレットクラブイラストスクール(イラスト基礎科)に入学する。宇野亜喜良先生や都築響一先生、都築潤先生など錚々たる顔ぶれの先生方の教えを受け、大変刺激される。
2004年3月 パレットクラブイラストスクール卒業。
2004年7月 諸事情により奈良に帰ってくる。再び模索の日々。
2005年4月 ヘルパー2級を取得。グループホームで働くが、どこも長続きせず。
2006年4月 某作業所で就労支援員として働き始める。
2006年9月 諸事情により退職。
2007年正月 バイトへ行く道すがら、バイクで事故に遭い、左足の大腿骨を折る大怪我をし、以後3回の入院。暇を持て余し、母に「折り紙とはさみ持ってきて」と頼み、病室で切り絵をすると、それを見た母が「あんた、そんな特技あったん?!」と目の色を変える。人生の転機である。
2010年8月 ギャラリーハウスMAYAの挿画を描くコンペティションにイラストで入選。筆名はむじか。因みに作品は、実は苦手な太宰治の「女生徒」であった。
2011年7月 本名の中村あいで、初の切り絵作品集「愛ある世界」を出版。
2011年9月~12月 奈良市のギャラリー道志の片隅に、切り絵を7点展示させていただく。初めて作品が売れる。
2012年6月 某障害福祉のNPOで働き始める。
2013年7月 NPOの経営する高の原のデリカフェびぃぼにて、初の切り絵個展。大盛況のうちに終わり、多くの人に楽しんでいただき、感謝感激の一言。
そして、新しい切り絵を開拓しつつ、イラストにもチャレンジを続ける毎日である。